top of page

KBCPへの道のり 第2話|まずは「人」

4 日前
読了時間: 4分

前回の打ち合わせで出た宿題は、BCPに取り組む目的を、自分たちの言葉にしてみることだった。


フォーマットに書いてあった「従業員の安全確保と事業の早期復旧」は、たしかにそのとおりなんだけど…高進商事に置き換えると具体的にはどうなのか?

取り組むメンバーだけでなく、ほかの従業員にも伝わる言葉にしたいと思い、話し合いに挑みました。


 

社内から考える?社外から考える?


最初は、社内と社外の二つの視点から考えてみた。

社内から考えるなら、まずは従業員が安心して働ける環境を整えたい。イ

レギュラーなときにも雇用を守り、仕事を続けられるように備えておくことは、社員や家族の生活を支えることにもつながる。


そうした土台があってこそ、お客さんにも継続して商品を届けられるのではないか、という考えになりました。


一方、社外から考えると、取引先さん(お客さんも仕入先さんも)が仕事を続けられるようにすることが出発点になる。

工場の生産が止まれば、その企業だけでなく、その先で商品を使う人たちにも影響が出るので、部品の供給や復旧を支えることが社会への貢献にもつながっていく。


どちらから考えても、最後はつながっていくんだなと感じた。


じゃあ、実際に何か起きたときは、何から始めればいいんだろう。


 



まずは自分と大切な人の命と生活を確保する


話し合いの中で3人の意見が一致したのは、自分や家族の安全が守られていない状況では、仕事どころではないということ。

ここでいう安全には、命の安全はもちろん、食べるものや住む場所など、生活の土台も含めている。

お客さんへの対応が必要だから、仕事だからと、自分のことを後回しにして駆けつけるのを前提にしてしまっては、本末転倒になってしまう。


また、会社に来られるかどうかも人それぞれ事情が違うので、無理に出社するのではなく、在宅勤務や短時間勤務など、状況に合わせた働き方を選べるようにしたいという話になった。


さらに、安全と生活を確保できた人から仕事に戻れるようにするには、誰かが対応できないときに、ほかの人が代わりに動けることも大事になる。

そのためにも、普段から特定の人しか分からない仕事を減らして、チームでフォローできる仕組みが日々の業務の中でも回るようにしておく必要がある。



ここまでくると、BCPというよりも業務改善……笑

この部分は、KBCP作成後のブラッシュアップ候補として残しておくことにした。


今回の話し合いで見えてきたのは、従業員か取引先さんかのどちらかを選ぶのではなく、自分たちの足元を整え、その先で取引先さんを支えていくという順番だった。

その土台を作ることが、KBCPの最初のゴールなんだと感じた。



必要なのは、モノだけじゃない


話し合った内容をまとめると、社内の体制が整い、動けるようになったら、まずは取引先さんの状況を確認していく。

そのときも、仕事の話から入るのではなく、個人の困りごとも含めて相手の状況を聞き、できるサポートをしていく。


人と人のつながりを大切に、仕事の枠だけにとらわれず、一人の「人」としてできる支援を優先しようという話になった。




これを基本方針に入れることになりました。


 


目的と五つの基本方針が決まった!


さらに内容を整理して、KBCPの目的は次の言葉にまとまりました。



「社内で安心して働ける環境づくりと、取引企業の事業継続の支援」



そして、基本方針はこちら。


1. 従業員と、その大切な人たちの命と生活の確保

2. 従業員の環境に寄り添った働き方の支援

3. 非常時に対応できる体制づくり

4. 社内外の情報共有

5. 迅速かつ必要なコト・モノへの支援


 


次は、高進商事の強みを見ていく番です。


何を優先して供給・復旧させるべきかを考える手がかりにするため、次回までに売上や数量のデータを見ながら、主力商材を整理していきます!

 
 
 

コメント


bottom of page